
◆Power Platformとは?
Microsoftが提供するローコード開発基盤で、現場部門でも業務アプリや自動化を素早く作れるのが特徴です。代表的には以下のような製品群で構成されます。また、Microsoft365との相性が良く、Teams、SharePoint、ExchangeOnline等との連携も他製品に比べ容易です。
- Power Apps:業務アプリ(スマホ/タブレット/PC)の画面をローコードで作成
- Power Automate:承認・通知・データ連携など業務フローを自動化
- Power BI:データの可視化・ダッシュボード化
◆なぜ今、Power Platformで「内製化」なのか
- 業務改善のスピードが上がる(要望→試作→改善が速い)
- 外注依存を減らせる(小改修を自社で回せる)
- 現場にフィットしたアプリが作れる(運用が定着しやすい)
一方で、導入初期には
「作れる人が育たない」「設計・運用が属人化する」「難しいところで止まる」
といった壁が出やすいのも事実です。
そこで弊社は、教育+実案件伴走+推進役参加を一体で提供します。
サービス概要(弊社の支援内容)
1) 講習会(2日 × 6時間)座学 & ハンズオン
「わかった」で終わらせず、「作れた」まで到達する研修です。
- 形式:座学+ハンズオン
- 成果物:小規模アプリを2つ作成
- 狙い:Power Apps / Power Automateの基本だけでなく、
「アプリの作り方の型」(画面設計、データ設計、権限、運用)を掴む
2) 伴走支援
弊社メンバーがPJ推進役としてプロジェクトに参加します。
開発したいアプリに応じて、画面難易度・処理難易度を見立て、貴社担当者を開発にアサインします。
- 高難易度:弊社エンジニアが担当(詰まりポイントを弊社が突破)
- 低難易度〜中難易度:貴社が担当(実装経験を積み、内製化を加速)
月30時間〜での支援です。
目的のアプリ開発が完了したタイミングで、プロジェクト終了となります。
※講習会+伴走支援をセットにするとお得になります(詳細はお見積り)。
競合他社と比べて、なぜ弊社が「内製化」に強いのか
比較ポイント早見表
| 比較軸 | 一般的な研修会社(研修のみ) | 一般的な受託開発(丸投げ) | 大手SIの伴走 | 弊社(研修+伴走+推進役参加) |
|---|---|---|---|---|
| ゴール | 受講・理解 | 納品 | 納品+運用支援 | 内製できる状態の定着 |
| 成果物 | サンプル中心 | アプリは完成するがブラックボックス化しやすい | 完成度は高いが役割分担が重くなりがち | 実アプリ+貴社メンバーの実装経験 |
| ナレッジ移転 | 研修後に現場で詰まりやすい | ノウハウが社内に残りにくい | 体系的だが費用が上がりやすい | 難易度で担当を切り分け、確実に作る経験を積む |
| 進め方 | 研修で終了 | ベンダー主導 | ガバナンス寄りになりがち | 弊社が推進役として入り、手を動かしながら伴走 |
| コスト感 | 低めだが追加支援が必要になりやすい | 初期は明確だが改修費が積み上がりやすい | 高めになりがち | 月額40万〜の時間課金で柔軟。必要なところに集中投下 |
| リスク | 作れる人が社内で増えない | 追加要望のたびに外注化 | 体制が大きくなりがち | 高難度は弊社が潰し、低中難度は貴社が実装して自走へ |
弊社と既存サービスとの「決定的な違い」
- 「研修 → 現場で詰まる」を、伴走で潰せる
研修だけだと、実案件の例外で止まりがちです。弊社は実案件に入って詰まりを突破します。 - 難易度で役割分担するから、貴社の成長が最短
丸投げだと内製化が進まず、全部内製だと詰まって止まる。
ちょうどいい分担で、品質と内製化を両立します。 - 推進役として入るため、社内調整・運用設計まで前に進む
要件が曖昧、関係者が多い、運用が決まらない…を放置せず、プロジェクトとして進めます。
進め方(典型例)
- キックオフ/現状整理(業務・データ・運用・ゴールの確認)
- 講習会(2日×6時間)で土台づくり(小規模アプリ2本)
- 実アプリの設計(画面・データ・権限・運用)
- 役割分担(難易度で切り分け)→ 開発スプリント
- テスト・運用設計・リリース
- 内製化の引き継ぎ(改善が回る状態にして終了)
※途中で「追加の講習会(例:半日だけレビュー会、Automate集中講座など)」を挟む変則支援も可能です。
◆事例イメージ:在庫管理アプリ(バーコード+入力+BI可視化)
プロジェクト概要
スマホでバーコードを読み取り、簡単に数値を入力。
入力データを蓄積してBIツールに反映し、在庫情報を可視化するプロジェクト。

画面・機能構成と難易度別の役割分担(例)
難易度は「画面(UI)」と「処理(ロジック/連携)」で分けています。
高難易度=弊社中心、低〜中難易度=貴社中心で、内製化を前提に割り振ります。
| 領域 | 画面/機能 | 画面難易度 | 処理難易度 | 主担当 | 補足 |
|---|---|---|---|---|---|
| Power Apps | ログイン/利用者判定 | 低 | 中 | 貴社 | 権限ロールの考え方をセットで習得 |
| Power Apps | バーコード読取画面 | 中 | 高 | 弊社 | 端末差・読取仕様・例外処理が出やすい |
| Power Apps | 数量入力(入庫/出庫) | 中 | 中 | 貴社 | 入力バリデーション、UIの型を定着 |
| Power Apps | 商品検索/一覧 | 中 | 中 | 貴社 | 検索/フィルタ/並び替えなど |
| Power Apps | 例外処理(未登録バーコード時の登録) | 中 | 高 | 弊社 | マスタ整合性、登録フロー設計が肝 |
| データ | マスタ(商品/拠点/在庫)設計 | 低 | 高 | 弊社 | 後から効く。運用も含めて設計 |
| Power Automate | 入力後の通知(Teams/メール) | 低 | 中 | 貴社 | 自動化の成功体験 を取りに行く |
| Power Automate | 日次集計/在庫計算バッチ | 低 | 高 | 弊社 | 集計ロジック/例外で詰まりやすい |
| Power BI | ダッシュボード(在庫推移/拠点別) | 中 | 中 | 貴社 | まずは主要KPIから。作り替えやすい構成 |
| Power BI | データモデル最適化 | 低 | 高 | 弊社 | 更新・パフォーマンス・粒度設計 |
| 運用 | 権限/監査/変更管理(ガバナンス) | 低 | 中 | 共同 | 誰が何を触れるかを最初に固める |
| 品質 | テスト観点/リリース手順 | 低 | 中 | 共同 | 事故が起きない運用に落とす |
こんな企業におすすめ
- Power Platformを導入したが、作れる人が増えない
- 最初の1〜2本を確実に成功させたい
- 外注丸投げではなく、自社にノウハウを残したい
- 現場主導で改善したいが、高難度だけ不安
お問い合わせに向けて
Power Platformは、正しく進めると「現場が自分たちで改善できる」強力な武器になります。
弊社は、研修と実案件伴走を一体で提供し、最短距離で内製化を成立させます。
- まずは「作りたいアプリ案」だけでもOKもお気軽にご相談ください。
- こんな進め方はできるのかなどのご相談も、承っております。