千代田空調機器株式会社様:「Microsoft 365 導入の決め手」と「その先のスマート工業構想」

★ きっかけは社内の「セキュリティ強化」と「IT文化の立て直し」

―― 展示会にお越しいただいた時点で、Microsoft365への移行はお考えだったんですか?
はい。Microsoft365への移行はすでに決定していました。当時は社内のIT体制が十分でなく、ITリテラシーにも大きな差がありました。
まずは 「全社の安全性を上げ、誰でも同じルールで運用できる環境を整えること」 が最優先でした。
そのため「プラットフォームそのものを変える」ことが効果的だと判断し、Microsoft365の採用を決めました。

―― なぜMicrosoft365だったのでしょう?
理由は 「管理しやすさと統一感」 です。
ユーザーごとに細かく説明するより、
「統一された環境で一気にITレベルを底上げできる」
という点が魅力でした。

★ エンジニア同士で直接やり取りできる「スピード感」が決め手

―― ほかの支援会社と比較された上で、ATD InnoSolutionsを選んでいただいた理由は?
最も大きかったのは 「レスポンスの速さ」「技術者が直接回答してくれる安心感」 です。
一般的な会社だと、
• 営業を介すため回答が遅い
• 技術的に深い回答が得られない
というケースが多くあります。
ATD InnoSolutionsさんは、
• 質問すればその日のうち、遅くともよく営業日に返答
• 内容もエンジニア視点で的確
という点が非常に頼もしく、「導入後の運用まで任せられる」と確信しました。

★導入後:使う人が増え、社内意識が大きく変化

―― 導入後、社内でどんな変化がありましたか?
特に Teamsはほぼ全員が利用 するようになり、
「ツールを使わないと仕事が進まない」
という自然な空気が生まれました。
誰かが使い始めると、使っていない人も使わざるを得ない。
その連鎖がITリテラシー向上の大きな推進力になっています。

―― 今後の展開についてはいかがですか?
現在は 他社製のスケジューラーを利用していますが、会議室や設備の予約管理はある程度問題なく実施できています。
ただ、TeamsなどのM365アプリとの連携がないため、その点が便利になると考えています。 今後はOutlookのスケジューラーを全社展開予定です。
会議室や設備の予約管理を一元化することで、これまでの課題だった
• 予約の重複
• 空き状況の確認にかかる手間
を解消できます
。 導入後は以下がリアルタイムで把握可能になればと考えています。
• 誰がどこで作業しているか
• どの設備が空いているか

これにより、業務効率は大幅に向上する見込みです。

★ 次のステップは「スマート工業」

~生産管理×情報共有の高度化へ~

―― Teams・SharePoint導入の次に目指す姿は?
大きなテーマは 「スマート工業化」 です。
将来的に目指したい場所は次のとおりです
• 生産管理システムのデータなどをMicrosoft365に連携
• Power Apps を使って現場入力できる仕組みを構築
• 工程・実績をリアルタイムで可視化

現場の状況が素早く共有され、部門間の判断スピードも向上します。

また、外部システムとも連携しやすいよう
「10年先を見据えたデータ構造」で設計を進めています。
Microsoft365は、単なるメールシステムではなく
「会社全体を支えるデータ基盤」と位置づけています。

―― まさにDXですね。
はい。ただ私たちが目指しているのは、
ツール導入=DX ではありません。
• 人
• 情報
• 仕組み
これらがつながり、現場が自ら改善できる状態こそが「本当のDX」だと考えています。
最終的には社内の情報を集約し、全員がMicrosoft365を理解し、使いこなせる会社を目指しています。

★ 必要なら講習会・研修もぜひ頼りたい

―― 研修や講習会も実施できますので、お気軽にご依頼ください。
ありがとうございます。
特に Outlook新UIの移行や、スケジューラーの浸透に向けて講習会が必要だと感じているため、お願いしたいと思っています。

★ 最後に:ATD InnoSolutionsはどんな企業におすすめ?

―― ATD InnoSolutionsをおすすめするなら、どんな企業様でしょう?
• IT化が進んでいない
• 何から始めればいいかわからない
• Microsoft365を“丸ごと任せたい”
こういった企業様に特にマッチすると思います。



• 誰に聞けばいいかわからない
• 判断基準が分からない
という状況でも、ATD InnoSolutionsさんは
エンジニアが直接、全体最適を考えた提案をしてくれる
点が非常に魅力です。

導入して終わりではなく、 「自社でできる部分」と「外部に任せる部分」を整理しながら進めてくれるコーディネート力もおすすめできるポイントです。

★ 編集後記

今回の取材で感じたのは、千代田空調機器様がMicrosoft365を単なるツールではなく「企業変革の推進力」と捉えている点です。

• ツール導入 → ITリテラシー向上
• 共有化 → 情報の透明性
• 仕組み化 → 業務標準化
• AI活用 → 判断のスマート化
という段階を着実に踏みながら、スマート工業へ歩みを進めている姿勢が強く印象に残りました。

ATD InnoSolutionsとしても、今後も長期的に伴走し、共に成長していきたいと思います。

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