SharePoint AI検索構築サービス
Copilotが「高い」と感じる企業向け、
追加ライセンスなしのAI検索製品。
「SharePoint AI 検索 製品」を比較検討されているご担当者さまへ。
本サービスは、SharePointに散在するドキュメントをAzure AI SearchとAzure OpenAIでベクトル化し、
自然文での横断検索を実現する専用AI検索ソリューションです。Copilot for Microsoft 365のような
追加ユーザーライセンスを増やさず、SSO・権限連携・監査ログまで揃った実務レベルのAI検索体験を提供します。
SharePoint AI検索とは？
SharePoint AI検索構築サービスは、Microsoft 365のSharePoint Onlineに保存された社内文書を対象に、 自然文で質問するだけで欲しい資料へたどり着けるAI検索基盤を構築するサービスです。
Azure AI SearchのインデックスとAzure OpenAIのRAG（Retrieval Augmented Generation）を組み合わせることで、 「どのサイトのどのフォルダにあるか分からない」情報も、ベクトル検索により自動で抽出。 回答には必ず引用元のドキュメントを添付し、根拠を確認しながら意思決定できるように設計されています。
- MicrosoftアカウントでのSSO・既存権限に完全準拠
- Copilotライセンスなしでも実務利用に耐えるAI検索体験
- 監査ログ・ブロックキーワード・チャット禁止ユーザーなど、企業向けの統制機能
「Copilot 高い…」と感じる理由を解消
Copilot for Microsoft 365は非常に強力ですが、1ユーザーあたり年間数万円の追加コストがネックになりがちです。 当サービスは「まずはSharePoint AI検索から始めたい」「一部部門で検証したい」といった企業向けに、 必要な人数だけでスモールスタートできるAI検索製品として位置付けています。
業務において、こんなお悩みありませんか？
経営・マネジメント
- 現場の実績データが見つからず、意思決定が遅れる
- 部門ごとにナレッジが分断され、全社最適で判断できない
製造・プロジェクト
- 電子化はできたが、保管場所や版管理に迷い検索に時間がかかる
- 設備トラブルや品質不良の過去知見を素早く引き出せない
営業・CS
- 引継ぎ案件で過去経緯が追えず、提案の再現性が上がらない
- 成功事例・提案テンプレ・FAQがどこにあるか分からない
SharePoint AI検索で、社内ナレッジ検索を一元化
SharePoint内のドキュメントの一部をベクトル化して類似度検索を実現。 RAGにより文脈を理解した回答を返し、回答と同時に引用元ドキュメントを提示します。 権限がないファイルは結果を開けないため、セキュアに「知っている人」を超える検索体験を実現できます。
本サービスの特徴（SharePoint AI 検索 製品として）
Microsoft 365/SharePointに特化
MicrosoftアカウントでのSSO、既存の権限体系に準拠。SharePointのセキュリティモデルを崩さずにAI検索を導入できます。
自然言語検索 × RAG
「去年の品質トラブルの再発防止策は？」のような曖昧な問い合わせでも関連情報を横断収集。回答と同時に出典も提示します。
Copilotライセンス不要
1人あたり年数万円の追加ライセンスなしで、実務で使えるAI検索体験を提供。「まずはSharePoint AI検索だけ入れたい」企業に最適です。
セキュリティ/監査の充実
ブロックキーワード・チャット禁止ユーザー・管理操作ログ・チャット監査ログを標準搭載。ガバナンスを効かせたAI利用を支援します。
部署別プレイグラウンド
サイト/部門単位で検索スペースを作成。表示/非表示とホワイトリストで制御し、「品質部門だけで使うプレイグラウンド」など柔軟に構成できます。
汎用AIチャットも同梱
社内規定に沿ったセキュアな汎用チャットを提供（送信内容は学習に使用されません）。日々の業務の質問も同じUIで完結します。
「Copilot 高い」と感じる企業に、SharePoint AI検索という選択肢
Copilot for Microsoft 365
- Word/Excel/PowerPoint/Outlook/TeamsなどOffice製品を横断して支援
- 1ユーザー単位のサブスクリプション課金で、利用人数が増えるとコストも線形に増加
- 全社展開する前に、情報資産の棚卸しやDLP・アクセス制御整理が必要
SharePoint AI検索構築サービス
- SharePoint上のドキュメント検索に特化したAI検索製品
- 構築費用＋Azure従量課金で、ユーザーライセンス追加なし
- まずはナレッジ検索からPoCし、将来のCopilot本格導入にもつなげられるアーキテクチャ
Copilotを全社導入する前段として「まずはSharePoint AI検索から」というステップを踏むことで、 投資対効果を測りながら安全にAI活用をスケールさせることができます。
システム構成（概略）
貴社のMicrosoft Azureサブスクリプション配下に、当社開発のバックエンド/フロントエンドをデプロイ。 Azure AI SearchとAzure OpenAIを組み合わせてRAG検索を実現し、SharePoint AI検索専用のポータルとして提供します。
- SharePoint検索利用にはMicrosoft社への事前申請が必要です（公式ドキュメント）。
- o3 / o3-proなど一部モデル利用には、追加申請が必要な場合があります。
- Azure AI Searchの推奨SKUは Basic または Standard S1（インデックス規模により選定）。
導入〜運用の流れ
ご契約・環境準備：Azure環境の確認、権限/ネットワーク要件の整理。
データソース作成：検索対象のSharePointサイトを指定。
インデックス作成：検索に必要な保存先を作成（1インデックス=1データソース）。
インデクサー設定：データソースとインデックスを紐付け、実行周期を設定。
ベクトル化待機：ドキュメント量に応じて所要（完了後に検索可能）。
プレイグラウンド作成：名称/説明、表示切替、アクセス可能ユーザーを設定。
運用：監査ログ/ダッシュボードで利用状況を可視化し、辞書/ブロックワードをチューニング。
※ インデックスの更新周期が短いほどベクトル化処理が増え、従量課金が増加する可能性があります（Microsoftの価格表に準拠）。
セキュリティ & コンプライアンス
権限制御/SSO
Microsoft 365の認証・権限に準拠。アクセス権のないドキュメントは結果からも除外され、ファイルを開くこともできません。
ブロックキーワード
機密語を辞書管理し、送信前に抑止。違反ワードを含むチャットは監査ログで可視化でき、教育にも活用できます。
チャット禁止ユーザー
ポリシー違反が続くユーザーを期間指定で制限可能。ブロック履歴はチャット監査に自動で記録されます。
監査ログ
管理操作とユーザーのチャットを可視化。どの部門・どのプレイグラウンドでAIが使われているかを把握できます。
データの取扱い
送信内容はモデル学習に使用されません。Azure OpenAIの仕様に準拠し、金融業界レベルのセキュリティ要件にも対応可能です。
ネットワーク/運用
条件付きアクセスや監視連携、オンプレAD連携などの高度な要件についても、カスタマイズで個別対応いたします。
導入効果（イメージ）
散在文書の探索時間を短縮し、意思決定を加速
部署横断の知見共有を促進し、再発明を削減
引用付き回答でキャッチアップを高速化
ブロック/監査で情報漏洩リスクを抑制
※ 実数値は導入範囲・運用設計により異なります。PoC/本番で計測設計をご支援します。
価格/ランニングの考え方
構築一式（標準構成）
3,000,000円〜
- Azure AI Search 構築 / 初期インデックス
- SharePoint連携・SSO・検索UI
- 監査ログ / ブロック機能 / ダッシュボード
カスタマイズ
要見積
- 条件付きアクセス・監視連携などのセキュリティ強化
- 他データソース追加・パイプライン最適化
- 高度モデル追加（申請含む）/ 運用設計
Azureランニング費用の目安
Azure AI Search / Azure OpenAI 等の従量課金はMicrosoft社への実費支払いとなります。 インデックス規模・更新周期・チャット利用量によって変動しますが、Copilotライセンスのようにユーザー数に比例して固定費が増えるモデルではありません。
- 推奨SKU：Basic / Standard S1（規模次第）
- 価格参照：Azure公式の料金表をご確認ください（Search / OpenAI）。
- 参考：17ファイル・合計100MBのベクトル化で約1円（当社測定例）。
画面イメージ（SharePoint AI検索ポータル）
よくあるご質問
Copilotは不要ですか？
本サービスはSharePoint文書検索に特化しており、Copilot未導入でも価値を発揮します。 将来的にCopilot for Microsoft 365を導入される場合も、SharePoint AI検索で構築したインデックスやデータ整備はそのまま活かせます。
「Copilot 高い」という課題感に本当に合いますか？
Copilotは全社で使うとユーザー数に応じて固定費が増加します。 一方、本サービスは構築費用＋Azure従量課金が中心で、ユーザーライセンスはMicrosoft 365の既存ライセンスを活用します。 まずはナレッジ検索から投資を始めたい企業さまに特にフィットします。
モデルに送ったデータは学習に使われますか？
送信内容はモデル学習に使用されません。Azure OpenAIの仕様に準拠しており、金融業界でも採用されているレベルのセキュリティです。
導入期間の目安は？
標準構成で数週間〜を想定しています。データボリューム、権限設計、ネットワーク要件により前後いたします。
他データソースも検索できますか？
対応可能です（カスタマイズ）。Teamsのチャットログやファイルサーバー、他SaaSなど、要件に沿ってパイプラインを設計します。
SharePoint AI検索で、ナレッジの価値を最大化。
「Copilotは高いけれど、社内検索のDXは止めたくない」──そんな企業さまにこそおすすめしたいソリューションです。